パリスヒルトンはかわいいか?

以前、日本中を席巻したシャラポワブームだったが、私は全然乗れなかった。
シャラポワってかわいいか?と強い疑問を持っていた。周りの人に聞いても「かわいいだろ」という人が多く、周囲の美醜センスに大いに疑問を持った。

そりゃ、そこそこ綺麗だとは思う。街歩いてて目に入れば「おっ」と声に出すとは思う。いきなり結婚申し込まれたら三晩くらいは考えると思う。AV借りてシャラポワ出てきたらラッキーだとは思う。

ただ、そんなに大騒ぎするほどかなあということだ。

まあ、こういうサイト*1があることを考えると「ロシア人」ということの魅力も手伝ってはいると思うが。(世界最大のロシア人出会いサイトってコンセプトがイカします)


広末涼子(そういえば同い年)もそうだった。
私の記憶では1995年から早稲田に入った1998年くらいまでは「広末好きにあらずんば人にあらず」というくらいの広末ブームだった。当時の熱狂振りを覚えている人も多いだろう。

この時期はちょうど私の高校時代に該当する。高校生という人間関係にはナイーブな時期だったが、私は非国民呼ばわりされながらも、反広末の旗を掲げレジスタンス運動を行っていた。そのため心無い人から石や卵を投げられたこともあるし、特高につけまわされたされたこともある。
「MajiKoi5」だけはフレーズの軽やかさや日本語の新しさなどが手伝って例外的に好きだったが、どうしてもビジュアルは認めることが出来なかった。というのも当時私は「奥菜派」という今となっては壊滅状態に追い込まれた派閥に所属していたのだ。先見性が無かったのかもしれない。広末派も一度は領袖の奇行等で崩壊寸前まで行ったが、最近は着実に勢力を回復させており、あなどれない。

そういえば全然関係ないが、もし仲間由紀恵蒼井優がいきなり出来ちゃった結婚したり、すぐに離婚したり、不倫がばれたりしたら、「人間とはなんだろう」と間違いなく30分は落ち込むだろう。別に出来ちゃった結婚や離婚や不倫がいけないわけではないが(したい人はどんどんしたらいいと思う)、やはりイメージにそぐわない人もいるということだ。


本題に入る。パリスヒルトンはかわいいのか?ということだ。正直言ってまだ答えを出しかねている。こちらに来てから一番頭を悩ましている問題の一つだ。

私は日本にいたときは全然興味なかったので、アメリカの「神田うの」とか「梅宮アンナ」みたいな人だと思っていた。「主な仕事場はワイドショーです」みたいな。

ではなぜその考えが変わりつつあるかというと、こちらに来てからパリスヒルトンみたいな顔の人をよく見るのだ。そして他の白人と見比べると確かにかわいい気がするのだ。「かわいい」とか「かわいくない」なんていうのは所詮相対的なものなので、場所が変われば大いに変わりうるものなのだろう。

どうしてパリスヒルトン顔への感覚が変わりつつあるのか考えてみたところ、日豪の女性(に限らないが)の全体的な体型差にあるのではないかと思った。

こちらではエクササイズの本などもたくさん売っており、日本の女性同様、体重などは気にしている様子だが、コーラをがぶ飲みしている光景を見ると古代中国の矛と盾の話を思い出さざるを得ない。一度夜中の12時に駅で独り言を言いながらビッグマックとポテトをコーラで流し込んでいる女性を様子を見てときは、さすがにビビッた。

人間の体型を「ガリ」「普通」「ムッチリ」「ガッチリ」「ポッチャリ」「デブ」と分類するとしたら、日本に比べるとこちらではガッチリからデブの間にも結構な人口がいるような気がする。(ちなみにこの分類は大学時代に結構真剣な議論を経て作られたものなのでそれなりの普遍性はあると思う。また「デブ」という言い方は嫌いだが、他にイメージにぴったりのいい言葉がないので使った。)
そこで簡単なグラフを作ってみた。縦軸は人口に占める割合を表している。

私は日本の女性はもっと太ったらいいと思っている「ムッチリガッチリポッチャリ信仰」の持ち主だが、こちらはちょっと度を越えた人が多いような気がする。*2
たまに先ほど言ったビックマックさんをはじめ「往年の大乃国」みたいな人も見かける。柳原可奈子がギリギリだと思うのだが。

そんな中のパリスヒルトン…。ちょっとかわいいかもしれない。と思うのだが、どうだろうか。

*1:ちなみにこの会社、よく見たら黒人向用とかブラジル人用とかも作っているオーストラリアの会社だった。驚き。

*2:ちなみにさっきの出会い系サイトの会社は太っている人用のサイトも作っている。ニーズが高いということか。